太陽のコスパは無限大 多摩川 "LAWSON"
この現代日本において唯一絶対的に信じることができる存在、それは太陽。
かねてより人類は太陽を信仰の対象とし、大地に恵をもたらす自然神としてあがめてきた。
自然の中で生きてゆく人間にとって、その生活に大きな影響を与える太陽は、まさに神そのものだ。
その名の通り、東京と神奈川を縦断する一級河川多摩川の最寄駅、東京側の河原に降り立つことができる。
この日は土曜日。
前日の深夜にバチェラージャパン3の衝撃の最終回があり、夜更かしを余儀なくされてしまったためいつもより遅い昼過ぎに起床をした。
外は快晴、すっかり肌寒くなってきた最近では珍しいくらいの快晴だ。高架下からも日差しの強さが伺える。
金木犀の香りが鼻腔をくすぐる。
誰しもが懐かしさを覚える不思議な香り。
駅の改札は広く開放的、誰もが休日の喜びに満ち溢れた顔をしていた、ような気がする。
駅前の“LAWSON”でコーヒーを買おう。
最近のコンビニのコーヒーは本当に侮れないクオリティだ。
河川敷までの道のりにはかなりオールドスクールな釣り具屋さんや
テラス付きのハイセンスカフェも。
丸子橋、昭和9年に架けられた道路橋。
県境ということで東京都と神奈川県とが費用を折半して建設された(現在の管理者は東京都)。よく見たら美しいアーチだ。
先日甚大な被害をもたらした台風19号により多摩川も氾濫した。
この近隣でも浸水被害が発生した。
河川敷にも未だに土砂が残っており、その脅威を改めて感じさせる。
けど晴れてる。
楽天で買った小さめのワンタッチ簡易テントを張る。
コーヒーを置き、潜る。
本を読む。
心が震える一冊。
水面を眺めてたたずむ。
およそ2時間、家のベッドの中と全く変わらないだらけた時間を河原で過ごす。
家とは違って不思議と墜落感がないのが太陽の凄いところだ。
台風の爪痕がいささか残ってる多摩川でコーヒー飲みながら本読んでる。コスパ∞。朝から来るべきだった。 pic.twitter.com/o9R4cxE30l
— バニシングなおき@フィンランドサウナアンバサダー (@nyanchom) October 26, 2019
田園調布の自宅まで一駅分、帰り道は多摩川台公園を通る。
春には桜が咲き誇る大きな公園だ。
小さな水場に子供達も集まっていた。
古墳もあります。
太陽、コスパ∞。
この日は家から富士山がくっきり見えた。
地球、大切にしてこう。